国際的に女性の活躍を推進することは
必須となっています。
そうした社会の要請に応える人材を
輩出するために、
武蔵は新しい女子大学を創設します。
従来の経営学部の学びの領域に、
データサイエンス、DX、AI、
デザイン思考、
マーケティング、心理など、
次代の企業経営を支える分野を加え、
社会における実践力が獲得できる教育を
展開します。
北海道武蔵女子大学の
教育とは


教員紹介

●リーダーシップ開発演習Ⅰ

●経済学基礎

●リーダーシップ応用演習
北海道武蔵女子大学で
身につく力
課題解決型学習(PBL)を通じて、
次世代のリーダーシップを育成します。
【リーダーシップとは】
本学が考えるリーダーシップとは、「協働を促進する力」です。
この力は、他者をけん引し先導するような従来型のリーダーシップではありません。となり合う人と手をとり、他者を尊重することによって生まれる権限を持たないリーダーシップです。
リーダーシップを土台に、専門ゼミナールや多くの専門科目において課題解決型学習(PBL)に取り組むことで、ビジネスについての想像力・構想力、実践力を身につけます。


【PBLを根幹とした実践的な学び】
1年次から2年間の必修で課題解決能力の基盤を固め、3・4年次は専門ゼミナールで「企業とのコラボ」「ゼミで起業を目指す」など、継続的でシームレスな学びを展開。
【リーダーシッププログラム】
※必修
協働を促進する
新たなリーダーシップを育成します。
リーダーシップ開発演習Ⅰ
グループワークを通じて、リーダーシップの基本的な知識とスキルを身につける。
〈課題例〉チームビルディング、コンセンサス・ゲーム など
リーダーシップ開発演習Ⅱ
デザインの思考プロセス(デザイン思考)を体験的に学び、課題発見・課題解決スキルを身につける。
〈課題例〉コンセプトワーク、プロジェクトグループワーク など
リーダーシップ応用演習
産学連携によって、実際の企業で展開する新しいビジネスアイディアを提案し、サービスを構想・計画する。
〈課題例〉WEBサービスの改善提案 など
カリキュラム
本学の経営学部では、経営・ビジネスをテーマとした複合領域の授業科目が多く用意されています。
「経営学系」を中心に、「マーケティング・心理学」「経済学」「会計・法学」「情報・デザイン」の
5系統を融合してバランスよく学ぶことで、
実社会で役立つ実践的な知識やスキルが身につきます。
基礎教養・コア
- 初年次ゼミナールⅠ・Ⅱ
- 論理的思考と文章表現
- プレゼンテーション技法
- 数学入門
- 韓国語入門Ⅰ・Ⅱ
- 中国語入門Ⅰ・Ⅱ
- 哲学入門
- 歴史学入門
- 文学入門
- 社会学入門(フィールドワーク入門)
- 政治学入門
- 教育学入門
- 環境学
- 映像と文化
- 芸術と文化
- スポーツ
キャリア・コア
- 武蔵のキャリア教育
- インターンシップ
- ジェンダーとキャリアⅠ・Ⅱ
- キャリアデザイン
ICT・スキルコア
- 情報基礎
- データサイエンス・AI入門
- データサイエンス基礎
- データエンジニアリング基礎
- オフィスツール応用
- ITパスポート演習
英語力養成・コア
- 総合英語Ⅰ・Ⅱ
- ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ
- International business for women in English
- メディアの英語
- 英語プレゼンテーション
- English Exam A(英検)・B(TOEIC)
- ビジネス英語海外研修A・B
専門基礎科目
- 経営学基礎
- マーケティング基礎
- 経済学基礎
- 会計学基礎
- 法学基礎
- デザイン基礎
専門基幹科目
- 経営組織論Ⅰ
- 経営戦略論Ⅰ
- デジタルマーケティング
- 企業論
- 消費者行動論
- DX論
- 心理学
- ビジネス心理
- マクロ経済学Ⅰ
- ミクロ経済学Ⅰ
- 行動経済学
- 流通論
- サービス産業論
- 観光学
- ビジネスデータサイエンス演習
- 簿記Ⅰ
- 財務会計
- 民法
専門実践科目
- リーダーシップ開発演習Ⅰ・Ⅱ
- リーダーシップ応用演習
- プレゼミナール
- ファシリテーティング入門
専門発展科目
- 経営組織論Ⅱ
- 経営戦略論Ⅱ
- マーケティング・コミュニケーション
- 人的資源管理論
- 教育経営論
- 経営倫理
- 経営史
- グローバル経営論
- ベンチャービジネス論
- コミュニティビジネス論
- コーポレートガバナンス論
- 社会心理学
- 心理学研究法
- デザイン論
- データサイエンス・AI応用
- ウェブデザイン演習
- デザイン表現演習
- マクロ経済学Ⅱ
- ミクロ経済学Ⅱ
- 財政学
- 国際経済学
- 金融論
- 簿記Ⅱ
- 財務分析
- 管理会計
- 取引法・消費者法
- 3年専門ゼミナール
- 4年専門ゼミナール(卒業論文含む)
PICK UP
ビジネス心理
学校のクラスや部活動と同じように、会社も多様な人間集団によって形成されています。集団の中でうまく個性を発揮し、異なる個性をもった人々の集団が目的を共有し、協働していくには、人間心理についての理解が欠かせません。この科目では、心理学の知見をもとに、職場の人間関係、仕事へのモチベーション、キャリアの発達、ワーク・ライフ・バランスなど、ビジネスにかかわる人間心理を学び、「健やかに働くこと」を探究します。
デザイン表現演習
多くの製品やサービスがあふれる現代社会では、製品やサービスの価値が消費者に伝わらなければ買ってはもらえません。この科目では、モノづくり(例えば、製品のコンセプトブック、観光マップ、ウェブサイトなどの制作)を体験します。そしてその制作過程で、顧客の真のニーズを探究するとともに、製品やサービスの魅力を伝えるための「デザイン技法」を実践的に身につけます。
データサイエンス・
AI応用
AI(人工知能)は私たちの生活のいたるところで活用されるようになってきています。この科目では、人間の感性に関わる技術(感性工学)とAIを掛け合わせて、人間の感性情報をデータ化し、簡単なアプリ開発を行うことで、データやAIをビジネスに活用する方法を学びます。例えば、ファッションやメークにおいて人に好まれやすい色使いをデータとして蓄積し、そこから自動で顧客にレコメンド(おすすめ)するようなアプリを開発するなどして、AIをビジネスに活用する方法を身につけます。
融合的な学びの例
「デザイン表現演習」
●ウェブデザイナー
いかなる仕事においても人間心理や消費者心理への理解は不可欠なものですが、心理学の知識とともに、思いを伝えるためのデザイン表現は、これからのマーケターや販売職にとって必須のスキルです。「心理×マーケティング×デザイン」を組み合わせて学ぶことで、消費者の気持ちを理解し、顧客に伝わる表現技法を身につけることができます。
1st STEP
心理学
消費者や働く人の「こころ」の動きを読み解く。
2nd STEP
消費者行動論
消費者が購買にいたるプロセスを分析する。
3rd STEP
デザイン
表現演習
製品やサービスの魅力を伝えるデザイン技法を身につける。
×「ファシリテーティング入門」
●サービス職
企業人事や人材教育、サービス職などのヒューマンサービス系の仕事には、人間や組織に対する深い洞察が欠かせません。「経営×心理×実践スキル」を組み合わせて学ぶことで、人間・組織の管理手法を理解し、他者の能力を最大限に引き出しサポートする力を身につけることができます。
1st STEP
経営組織論Ⅰ
人間と組織が共に成長するための視座を身につける。
2nd STEP
ビジネス心理
職場における心理的メカニズムと人間関係を分析する知識を身につける。
3rd STEP
ファシリテーティング入門
対話を促進する方法を学び、協働を促進する実践的なスキルを身につける。
「DX論」×
「データサイエンス・AI応用」
●高度IT人材
経営コンサルタントやIT業界での仕事には、企業の情報システムとその活用の方法についての知識が欠かせません。「マーケティング×経営×情報」を組み合わせて学ぶことで、情報化による企業や産業の変化を捉え、データサイエンスやAIなどの新しい知識を活用し、経営を改善するためのスキルを身につけることができます。
1st STEP
デジタル
マーケティング
デジタル社会における顧客との関係づくりの知識を身につける。
2nd STEP
DX論
デジタル技術の導入によるマネジメントの革新を知る。
3rd STEP
データサイエンス・AI応用
AI技術を利用したアプリを制作し、データサイエンスを経営に活用する知識を実践的に身につける。
※注:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること」を意味します。
特集
武蔵のキャリア
なぜ「就職の武蔵」と呼ばれるのか?
宮本 知加子 准教授
北海道武蔵女子大学准教授就任予定。博士(心理学)。公認心理師、臨床心理士。産業・組織心理学、人材育成を専門とする。前任校にてキャリア教育、就業力育成の推進プログラムに従事し、毎年100名以上の学生インターンシップの指導実績をもつ。
中田 隆太 学務課長
北海道武蔵女子短期大学学務課長。就職課在職時に毎年、数百件の学生面談によって学生のキャリアをサポート。「何のために働くのか?」をテーマに、学生と社会人が語り合う場「NPO法人ハタモク北海道」の代表理事を務める。

人生を
選び取る
力を
本学園が目指すキャリア教育について、
これまで多くの学生をサポートされてきた
お二人にお話をうかがいました。
武蔵の就職力が高く評価されている理由はどういったところにありますか?
本学は、少人数教育のなかで「礼節を育む女子教育」を実践してきました。例えば、全学的にビジネスマナーを身につける実践プログラムを講義に取り入れています。また、ゼミ教員がアドバイザーとして学生一人ひとりの就職相談に応じる他、年間90回を超える就職支援プログラム(全体ガイダンス、業界・職種別の対策講座、企業の担当者を招いて行う企業研究セミナー)や、国家資格をもったキャリアサポーターによるキャリア面談など、さまざまな取り組みによって個々の学生をサポートしています。
このような一貫した取り組みによって、本学園の学生は、礼節、コミュニケーション力、職場で役立つ実践的スキルを高いレベルで身につけることで就職力が高まります。卒業後に多方面で活躍する先輩方の存在が、「就職の武蔵」の証明です。
多くの業界で活躍する先輩がいらっしゃるというのは心強いですね。
新設となる経営学部でも、武蔵の礼節教育を継承し、初年次から「武蔵のキャリア教育」という科目を必修科目としました。この科目では、社会人としての基本となる礼節とビジネスマナーを学ぶだけでなく、生涯教育・学習の視点で多様な生き方があることを学んでいきます。大学4年間をどのように過ごし、自身の将来にどのようにつなげていくかを考えていきます。
他の取り組みも紹介して頂けますか?
「インターンシップ」、「キャリアデザイン」の科目を正課として配置し、多様なキャリア選択を可能にするための支援体制を強化していきます。
学生の皆さんには、インターンシップに限らず、ゼミ活動やサークル活動など、課外活動を含めて多くのことにチャレンジしてほしいですね。自身が気づいていない魅力の発見や経験から学びとる力の習得に繋がるからです。さまざまな活動を通じて自分自身の特性や興味を発見し、自己表現できるコトを見つけてほしいです。そういった引き出しをたくさん持たせてあげたいと考えています。

宮本先生は、企業の人材育成がご専門ですが、今後の働き方はどうなっていくでしょうか。
現代の社会環境はとても流動的なので、仕事や人生の目標を自ら立て、時には柔軟に変更しながら人生を設計していく能力が必要とされていると思います。一般的には、「キャリア=就職」と思われがちですが、就職の先にある長い人生について、自ら考え、学び続けられるようになることがキャリア教育の目的です。
そして、より豊かな人生を送るためにも、企業人としての意識を超えた「シチズンシップ(市民性)」を育むことが大切であると思います。社会の一員として自らのキャリアをデザインし、「人生を選び取っていける」学生を育てていきたいです。
就職支援のプロである中田さんからみて、北海道武蔵女子大学での学びは、キャリア形成や就職活動にどのように活かせると考えますか?
新設となる経営学部では、PBLやゼミ活動などを通じて多様な経験を積むことができますよね。これは大きなメリットです。学生たちは自ら課題を立てて考える力を身につけることができるので、これは就職活動にも活かすことができます。自らの課題を認識し、対策することができる、つまり、「自分の就活を自分でつくることができる」というのは大きな強みになりますね。
また、どの業界でも役立つICTやデータサイエンスの学びが充実しているので、就職先の可能性が広がりますね。現在はリモートでの面接などによって、首都圏の企業への応募も容易になっています。道内の優良企業のみならず、学生たちが北海道を飛び出し、日本や世界で活躍するための機会を提供したいと考えています。
武蔵 × 国際交流
板谷 初子 准教授
北海道武蔵女子大学准教授就任予定。北海道大学文学部卒業。英国国立ノッティンガム大学大学院修士課程修了。アメリカ、イギリス、オーストラリアへの留学経験から、若いうちに多様な価値観に触れることの大切さを実感し、学生の留学や海外研修を推進している。また留学ができない学生にも異文化に触れる機会を提供したいと考え、海外の学生との合同オンライン授業を企画・運営している。自身も子育てをしながら仕事を続けてきたことから、一人でも多くの日本女性が国際社会で活躍するお手伝いをしたいと考えている。
Nigel Turner 氏
ブリティッシュ・ミッドランド航空のCEOやフィンランド航空の取締役などを歴任し、航空業界の第一線で国際的に活躍しているイギリス人ビジネスマン。板谷准教授とは20年来の友人で、これまで5回に渡り武蔵を訪れ、学生の英語学習をサポートしている。

ターナーさんは世界50カ国以上で仕事をしてきました。国際社会で活躍する女性にはどのような共通点がありますか?
国際社会で活躍している女性は「考える力」と「コミュニケーション力」を備えています。武蔵女子大の「課題解決型学習(PBL)」は、その2つの力を養うのに最適な学習方法です。英語力ももちろん必要です。経営学部では英語教育に力を入れていますか?
はい。卒業までに英語で仕事ができるレベルの実践的英語力を身につけることを目標にしています。そのための授業の一例として、International business for women in Englishを紹介します。外国人講師によるAll Englishのオンライン授業で、本格的なビジネス英語に加えて女性が国際社会で活躍するためのビジネス知識やマナーを学ぶことができます。講義内容を深く理解するための対面での準備授業を事前に行い、一人ひとりの学生をきめ細かくサポートしていきますので、安心して受講できます。
日本にいながら留学したような学びが得られるのですね。他にも海外の人と交流できる機会はありますか?
私は短期大学のゼミナールで、アメリカのノースカロライナ大学とオンライン合同授業を実施し、日米の学生が社会的・国際的テーマについて共に考える場を提供しました。学生たちは高い国際交流意欲をもち、授業時間以外でもSNS等で意見を交換していました。経営学部でもこのような取り組みを継続したいと考えています。
実際に海外で勉強することもできますか?
もちろんです。個人で行ける海外語学研修のほか、ビジネス英語研修、インターンシップ、観光などを盛り込んだビジネス英語海外研修などを用意しており、休学せずに大学を4年間で卒業することも可能です。将来的に海外の大学で卒業を目指す場合にも、一人一人のニーズに合わせて留学支援をしていきます。
ビジネスの知識と英語力があれば夢は無限大です。私も引き続き武蔵生が国際社会に羽ばたくお手伝いをしていきます。
企業人が考える、
これからの女子教育への期待とは

相手を想う気持ちや
挑戦する姿勢が、
事業の発展につながります。

取締役 人事本部長
木明 理絵子 さん

共創する力が、
新しい事業を推進させます。

上席執行役員 グループCDO グループDEI推進部長
種家 純 さん

現状の課題を解決する力、
商品を魅力的に
伝える力が必要です。

管理本部 人事部 部長
岩田 康広 さん
変化に対応する力で
新事業を次々と
生み出しています。
宣伝本部 マーケティング戦略室長
篠田 俊英 さん